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日本の客船シリーズ No.3 くれない丸 / むらさき丸
昭和35年、瀬戸内海に日本最初のクルーズシップが誕生した。日本は戦後の混乱から完全に立ち直り、みんな急速に豊かになっていった良い時代であった。当時日本最大の内航客船会社であった関西汽船は、外国人観光客と新婚旅行客を主眼に、当時考えられる最高の客船を2隻建造した。「くれない丸」と「むらさき丸」である。接客サービスは大阪商船から引き継いだ定評のあるもの。しかし定期客船として運航する必要から。3等船室も設けた設計で、帰郷客や修学旅行生も乗せた。この2隻は日本の内航客船のスタンダードとなり発展していったが、あまりの成功のために関西汽船はカーフェリー化に乗り遅れてしまうのである。
「くれない丸」の建造から「ロイヤルウイング」になるまでの変遷を写真とイラスト、解説でご紹介いたします。